過去合格実績一覧

○東京外国語大学 言語文化学部
○埼玉大学 教育学部
○茨城大学 人文社会科学部
○立教大学 経営学部
○同志社大学 文学部、グローバル地域文化学部
○法政大学 社会学部
○北海学園大学 人文学部
…など、他多数

合格体験談

同志社大学 文学部(2024年度推薦選抜入学試験・自己推薦入学試験(公募制))

この生徒様は、
ご連絡をいただいたときから、推薦入試を狙って動かれている方でした。

最終的には半年程度継続したボランティア活動も、
推進塾にご入塾いただく前から始められていました。

しかし、推薦入試にはボランティア活動が必要と
漠然とは理解しており活動をしていたものの、
それが具体的にどう役に立つのか、
どう活かしていけばいいのかが腑に落ちていない、
そんな状況でご連絡をいただきました。

ご入塾直後は、
持っている実績や資格などを
整理することから始めました。

そこから、どのような受験戦略を立てるべきかを
話していきました。

ボランティア活動の継続に加え、
評定平均もかなり高い数値を持っていたため、
これを活かさな他ないということで、
もちろん本人のやりたいことを軸にしながら、
同志社の公募推薦のように評定平均が出願条件となっている
推薦入試を中心に受験校選定を実施しました。

受験校の選定が終了したら、
各学校で出願する、さらに合格するために必要な
対策を開始しました。

英語資格が必要でしたので英語の資格試験対策を開始、
それと並行する形で志望理由書作成や小論文、面接対策を実施しました。

特に志望理由については、
深堀に深堀を重ねました。

もともと強い希望があったわけではありませんでしたので、
事前に深堀をきっちりしておかないと、
面接で突っ込んだ質問がされたときに
上手く返せないことが想定されたからです。

「なぜその大学なのか」
「他の大学ではダメなのか」
「将来の夢の実現に、本当にこの大学・学部が最適なのか」
「将来の夢の実現のために大学では何を研究する必要があると思っていて、
今から取り組んでいることは何か」
などなど、
捉え方によっては揚げ足取りと思われかねないような質問でも、
とことん突き詰めて回答できるようにしてもらいました。

最終的には、
あまり志望理由や研究計画など自身について質問されることはなかったとのことですが、
それでもそこまで準備したことで、
1つ1つの質問に自信を持って答えられたことは確かだと思います。

やはり、自分の中で曖昧な部分があると
そこを隠すように回答することになってしまい、
意図せずちぐはぐになってしまうことは少なくありません。

ですから、この生徒様のように本番で深く質問されなかったということは、
それだけ突っ込みどころがなくスムーズに自信を持って回答できていた
ということではないかとも思っています。

入塾いただく前から、
つまり推薦入試対策を早期から開始できていたこと、
そしてその実績などを使用して受験戦略を立案、
最後まで入念なシミュレーションや準備をしたことが、
この生徒様の合格につながったと思っています。

本当に、おめでとうございます!

東京外国語大学 国際社会学部(2024年度学校推薦型選抜)

もともと英検2級の指導者を探しているというところから、ご連絡いただきました。
当時この生徒様は高校2年生、
ご連絡いただいたのは4月と、
ちょうど季節の変わり目でした。
そのときは特に推薦入試を意識していたわけではなく、
英検取得の目的は純粋に学力向上とのことです。

東京外国語学校を第一志望としておりましたが受験に必要なこともよくわからないので、
ひたすら学校の勉強と英語の勉強を手あたり次第進めてしまっているという状況でした。

そこから、私の指導を開始し、
英検と学校の評定平均対策を中心に学習を進めました。

これは東京外国語大学の公募推薦の条件が
評定平均4.3以上と英検準1級だったので、
これをクリアすることを最優先にした学習内容です。

英検2級を高2の11月頃に取得、
英検準1級を高2の3月に取得しました。
また、学校の評定平均も高いままキープ、
4.7を取得することができました。

また、東京外国語大学への志望度が非常に強かったことから、
公募推薦で合格できなかった場合には
一般選抜でもチャレンジしたいとのこと。
そこで、一般選抜対策も抜かりなく実施しました。
最終的に河合塾の全統記述などでA判定を取るまで、
一般選抜対策もばっちりでした。

満を持して臨んだ東京外国語大学の公募推薦ですが、
これは提出書類によって行われる1次試験と、
小論文、面接からなる2次試験とに分かれます。

この中で特に苦労したのが小論文対策でした。
小論文はあらかじめ与えられた課題本を読んで、
当日その課題本に関する設問が出るので、
それに応える形式です。

難しかったポイントは、
語弊を恐れずに言うと課題本が「偏っている」ことでした。
女性の政治進出を謳うような課題本だったのですが、
筆者の考えがかなり極端でした。

また、この大学では自分の専攻する地域と関連を持たせ論じるよう
指定されることが多かったため、
生徒様の専攻する地域(インドネシア)の政治家の女性比率などを調べたり、
選挙方法を調べたりと、
非常に専門的で細かな知識を蓄え試験に臨みました。

最終的には、
ここまで細かい知識は要求されなかったものの、
「日本の選挙にクオーター制(※)を導入することに賛成か、反対か」
といった一定程度前提知識が必要な問題が出題され、
本人としては事前調査が役に立ったと話していました。
(※)性別を基準として一定の比率で女性、または両性に議席を割り当てることで、
当選者の性別の偏りを是正しようとする制度。

見事公募推薦での東京外国語大学の合格を勝ち取ったこの生徒様ですが、
合格の決めては次の2つだと思っています。
①知識面での準備が万全だったこと
②評定平均4.3以上かつ英検準1級という高い出願条件をクリアできたこと

①については、上記でお話しした通りです。
実はその後の面接でも、
知識の有無を問うような質問があったらしく、
ベースの知識の大切さを実感したとのことでした。

②についても、そもそも出願が難しいし、
国公立の公募推薦ということで志願者も多くないことから、
穴場とまではいきませんが、
出願さえできればかなり合格しやすい試験となっていました。

ですから、高2の初めから公募推薦を意識して、
しっかり時間をかけて対策できたこの生徒様には
非常に有利な試験だったと言えそうです。

改めて、準備期間の大切さを痛感した生徒様でした。

実は今この記事を書いているのが、
この生徒様から合格のご連絡をいただいた翌日です。
昨日涙ながらに報告いただいた電話越しの声は、
まだまだ記憶に新しいです。

本当に、おめでとうございます!
そして、高校3年間の地道な勉強で勝ち取った貴重な東京外国語大学での大学生活を、
是非素晴らしいものにしてくださいね!!